アオイハルノスベテ1巻を読み終えて
読者になる権利を貰ってくれ
アオイハル→青い春→青春
といった具合の高校生生活が舞台のお話でした。
輪月高校の生徒しか認知できない超能力現象の輪月症候群に目覚めてから人間関係が大きく変動していく
ココロコネクトの<ふうせんかずら>みたいにボスキャラが居ての対立という感じではなくて
社会を相手に立ち向かっていくちょっと厨二心をくすぐるような内容
輪月症候群も厨二病を具現化して生徒間でしか見えないものだしね
全員が能力者に目覚めるのではなく、ごく一部だけが目覚めるという点が捻ってる
しかも能力に目覚めるのは条件が不明
能力が目覚めて周りにちやほやされ、持ち上げられるまではいい
そこから嫉妬や問題が起きた際に、無条件で悪者にされ人間関係が崩れていく
強化されたニュータイプであるバナージ君にフロンタル大佐が
「もう君は、みんなのところに帰れない」といった言葉が思い浮かびます
能力に目覚めた瞬間他の人とは違う
同じように接したくてももう同じ立場で同じ目線でいることはできない。少数派のいじめの対象にもなり得る
そんないじめが起きそうなクラスの雰囲気や風潮を壊してしまえというために奮闘する物語でした
ココロコネクトの時もそうだけど人間関係の葛藤を書くのうまいなぁと個人的には思います。
あとプロレス好きな人はちょっとニヤっとできます笑