うつ病を経験してわかった事とは
<自分がうつ病になるなんて思ってもいない>
どこか頭の隅っこで「うつ病になる人=心が弱い人」というイメージを持っていました。
なので自分のような自己主張の激しいタイプの人間には縁のない病気だな思っていた。
ある日の事
動悸や息切れや吐き気をおこすようになって内科に行った。*1
血液検査や尿検査にレントゲンとか色々と調べてもらったが異常が見当たらない。
とりあえず諸症状を抑える薬を貰い通院する事にした。
当然、根本の解決になっていないので症状が無くなる事は無かった。
毎日同じ苦しみが続きその都度薬を飲んでを繰り返していた
その時にあるパターンに気がついた
「仕事場に来た時に具合が悪くなってるような気がするな」
今度通院した時に話してみようと
医師に話してみた結果、抗不安剤を処方された
効果はバツグンだった。
しかし、飲みながら仕事を続けていたが次第に薬の効果が薄くなり
飲んでも吐き気や動悸が我慢できる範囲を越えてきてどうしようもなくなった
そこで医師に相談したところ専門のクリニックで診てもらった方が良いと言われてメンタルクリニックに初めて通うことになる。
この時の自覚している症状の状態
- 動悸
- 息切れ
- 吐き気
- いつもは問題ない仕事での凡ミス連発していた
- 記憶力低下
- 不眠と過眠
- 耳詰まり
- 朝起きられずトイレに行くこともままならない
- 圧倒的な無気力感と無関心
- 自殺願望
<自動車事故を起こしてから命について考えた>
ある日のこと
営業車を運転中に睡眠障害の影響からか途中で意識を失い中央分離帯に車をぶつけてしまう事故を起こしてしまう。
幸い大事には至らなかったが、中央分離帯がなければ対向車線にはみ出して自分や対向車ドライバーを殺めてしまうことになったと思う
この頃、仕事が忙しくメンタルクリニックには1年ほど通う事は出来なかった。
そのため心身は更に悪化してしまっていたのだと思われる。
事故をきっかけにきちんと休んで病気を治していかないとダメだと考えて退職した
<仕事を辞めても状態が良くならない程の状態になっていた>
上記の記事でも書かれているが、酷くなる前に自分の状態にもっと目を向けて早期に退職をしていれば話が違ったのかもしれない。
私の場合は、退職してからも状態は2ヶ月程下降状態で病院に行く事すらままならない状態だった。無気力感は通院するための気力すらも奪っていた
もし家族で鬱症状っぽい人がいたら付き添いで病院に連れて行ってあげてほしい。
病院に行った方がいいよと教えてあげても行く気力自体が低下している可能性もあるので多少強引でもいいと個人的には思う。
<ゆっくりと時間を過ごして人生について考える>
期間を定めず療養している間に色々と見えなくなっていたものが見えるようになってきた。
今までは興味がわかなかったことに目を向けたり、読書をしてみたりと。
読書は私を大きく変えたと言って過言ではないだろう
きっかけになった一冊はこの本だ。
- 作者: アンソニーロビンズ,Anthony Robbins,本田健
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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商品の説明
著者からのコメント
【訳者からのメッセージ】
「人は、一つのキッカケで"まるで別人"のように成長する。まさに"そのキッカ
ケ"を作ってくれる凄い本。私も人生が劇的に変わった一人です」(本田健)
出版社からのコメント
この本では、タイトルにあるとおり、"一瞬にして""劇的に"自分
を変えるための技術、NLP理論がわかりやすく紹介されています。ロビンズの本
をきっかけに、これまで世界中で数多くの大富豪、成功者が誕生しました。
「自分に都合のいいことだけを臨場感たっぷりに想像しろ」「強くなりたけれ
ば、強いふりをしろ」「脳にあやふやな命令を出すな」など、情熱的でパンチの
効いたフレーズも満載。見出しを拾い読みするだけで"やる気"が湧いてきます。
本田健先生がはじめてロビンズの本に出会ったは26歳の時。以来、10年以
上、落ち込んだ時や人生の節目に何度も読み返しては、決意を新たにしてきた"
思い入れの深い"特別な1冊です。
仕事を目一杯してお金をもらい経済的に満たされたとしても幸福感と同意ではないということを思い知らされた。
確かに何をするにもお金は大事だ。
しかし、仕事のために家族との交流の時間を大きく削ってもなんの価値もない
ワークライフバランスが大事だと考えさせられた。
療養のため幼い子供と離れて暮らして居るからこそ家族の大切さを感じることが出来たんだろう。
会社や学校に対して生きにくさや過度なストレスを感じている人に声を大にして言いたい
無理せず休め
今いる場所(環境)が全てだと思うな
居場所は他にも沢山あることを知れ
生きにくさから自死を選ぶ人が一人でも減ることを願う
*1:メンタル不全なんてこれっぽっちも思ってないので何か内科の病気なのかと思ってた